この建物、オランダの建築家ベルラーへが設計したものだとずっとずっと思い込んでいたのですが、改めて調べてみたら、全く別の人物でした。
Michel de Klerk。wikiによると1884年生まれた彼はすぐに父親を亡くし、アムステルダムのユダヤ人街の孤児院で育ったとのこと。初等学校では美術の才能を見出され、後にアムステルダム国立博物館などの設計者として有名なP.J.H.カイパースの従兄弟のエドワードの導きでカイパースに仕えるようになりました。そうして、この”The Ship”の設計に携わることになります。1918年以降にはベルラーへの南部プランの建築家群の一人に名前を連ねますが、才能が伸び悩んだまま39歳の誕生日に肺炎で亡くなりました。
貧しい少年がカイパースに出会い、当時の建築界の第一線に出られたことはとても幸運な人生だとも考えられるし、その反面晩年は失望の中で若い命を病で落としたこと、又彼の妻や一番下の子どもは第二次世界大戦中にナチの収容所で亡くなったことを考え合わせるととても薄幸な運命の人にも思えます。
建築のことは何もわからないのですが、レンガ作りでありながら、美しい曲線を多用したこの建物は、見ていてとても楽しい。そして何よりも、そんな建物が今でも立派に保存、利用されてる(今でも住宅としても使われています)のを見ると、やっぱりこの街が好きだなと思ってしまいます。
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